第十五回 コーショーのちょっと美味しい話★
「加槓のナゾ」
《槍槓》という役があります。
ポン としているところに4枚目の を持ってきて、《嶺上開花》狙いで《加槓》しようとしたとき、「ロ~ン‼」と言われた経験、ありませんか?
ドラ
オイオイ、役が無いじゃない。
イエイエ、《チャンカン》でアガれるんですよ。
《リンシャンカイホー》を狙ったり、新ドラに色気をもって《カカン》するから、そういうことになったんですよ!
「えっ⁈ じゃあ、《加槓》 した瞬間って、それは手牌の中の話じゃなくて、《河》の中の話だっていうことになるの⁇ だから、ロンが可能なんだ」
「ふう~ん」
「じゃあ、こんなケースはどうなるのカナ…?」
暗槓 加槓
ポン
ドラの無いこんな強引な仕掛けを親でしているとき、4枚目の を持ってきました。
もちろん「ツモ!」と言ってしまえば、80符1ハンの「1300オール」がもらえることになるのですが…
「カン‼」と言える権利もありますよね。
《三槓子》 やったことありますか?
ワタシはありません。
そういえば、見たこともありません。
滅多に出来ない役なのに2ハンしか貰えないのはちょっとシャクですが、このまま「ツモ」とアガってしまうほど、ワタシは現実的な打ち手ではありません。
暗槓 加槓
加槓
これで、 が出てくれば、「ロン‼ 1万2千」と相成るのか…とよ~~く考えてみれば…もし を《加槓》したときに《槍槓》される可能性もあったわけで…
つまり は《河》に置かれたと同じ意味合いになり、(もちろん槓は成立しないので新ドラは乗りません)そうであれば、 で「ロン‼」と言った時、 待ちの はフリテンにはならないの⁇
国士無双の《暗槓アガり》アリという特例や、13メン待ちのフリテン特例があるルールは、《国士無双》という意味を考えれば、『フムフム、それはアリか』と妙に納得できたりしますが…
《加槓》した牌がフリテン扱いにならないのは、どうしても納得がいかなくてアタマがクルクルになってしまうワタシなのであります。
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