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第十九回 コーショーのちょっと美味しい話★

<オーラ オーラ>

勝負に勝つことは難しくても、いざ勝ってしまうとどうして勝てたのかが?わからない?くらい、呆気なく勝ててしまうもので、勝負とはホントに摩訶不思議なイキモノです。

三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国八萬:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒:麻雀王国六筒:麻雀王国二索:麻雀王国三索:麻雀王国四索:麻雀王国五索:麻雀王国五索:麻雀王国 ドラ二筒:麻雀王国

こうなったのが6巡目のこと。
いつもであれば、八萬:麻雀王国 を外して、マンズ・ピンズの受けの広~いイーシャンテンに戻す打ち手が、さして迷うこともなく 六筒:麻雀王国  を横に曲げているではありませんか。

えっ??そんなリーチかけるんだ…と思う間もなく、9巡目に 七萬:麻雀王国 をツモり、裏ドラをめくると 二筒:麻雀王国 がいて、2000・4000を手にする打ち手。

かと思えば、次の手牌のときは堂々とフリテンリーチをかけていました。

一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国二萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国七索:麻雀王国七索:麻雀王国七索:麻雀王国

ツモ  三筒:麻雀王国    ドラ 六萬:麻雀王国

南2局の親、9巡目の出来事でした。
打ち手は東場でハネ満をツモっていたものの、前局は勝負手から親満を放銃していたため、わずかながら沈んだ状況でこの親を迎えていました。
ご覧のように、中ぶくれの 二萬:麻雀王国 と 三筒:麻雀王国 のシャンポン待ちで、三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国二筒:麻雀王国四筒:麻雀王国 などの手替わりを待っていたように見えましたが、先ほどのカン 七萬:麻雀王国 待ちを迷わず即リーしたように、三筒:麻雀王国 をツモると、待ってました!とばかりに 一萬:麻雀王国 を横に曲げていたのでした。

二萬:麻雀王国二萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国七索:麻雀王国七索:麻雀王国七索:麻雀王国 ドラ六萬:麻雀王国

なるほど、かけられてみれば納得のいくフリテンリーチですが、親でもあり、もう少し色々なことを考えてから、フリテンリーチに踏み切るのが普通です。
そして、一発でド高目の 六萬:麻雀王国 ツモ!8000オール!!

雀神が乗り移ったかのような強烈な2つのアガり。
この日の勝負は、この2つのアガりが象徴するように、打ち手の圧勝に終わりました。

『ゾーンに入っている』とか言われる現象ですが、打ち手自身は集中しているだけの話で、後からふり返っても、なかなか具体的にその変化は記憶に残っていないものです。
《オーラ》が違い過ぎるんです。
目に見えない現象ではあるものの、まるで体内から熱いものが放射されているかのような、<気>と<熱>と<風>を感じさせてくれるんです。

理想をいえば、私自身がそんな《オーラ》を放射できる打ち手になりたいのですが、失われた5年…いや10年…を取り戻すことが先でして…

早く《オーラ打ち》がしたいナァ……

 


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