第八回 コーショーのちょっと美味しい話★
昨年11月下旬、福岡・博多で<福岡土田会>という、私を応援してくれる親睦会が発足しました。
２年ほど前に、<大阪土田会>が発足していましたが、いずれも<麻雀アカデミー>や<土田杯>という麻雀大会への参加者が中心になって盛り上げていただいています。
福岡という言い方をしてしまうと、どうしても他人行儀に思えてしまうので、以下は”博多”でいきます。
博多には、日本麻雀機構(現在は休眠中です)が設立された８年ほど前から御世話になっている『雀ケンポン』というお店があります。そのお店のオーナーは小正さんと言って、九州はもちろんのこと、日本中の業界関係者の耳目を集める方で、とりわけ<麻雀>の負のイメージを払拭するために東奔西走されてきました。
その小正さんから、東京や大阪で開いていた<麻雀アカデミー>を博多でもやったらどうか？と声をかけられ、美味しいものの宝庫であり、札幌に似た温かさのある風土に惹かれていた私は、２つ返事で博多での新たなチャレンジに同意しました。
その博多にあまたある美味なお鮨屋さんのひとつに数えられるのが、〔香坂〕。
活気に溢れる中州や祇園の繁華街ではなく、博多駅新幹線口方面から少し歩いた閑静な住宅エリアに佇んでいるお店です。
コースがメインですが、これは？…と思ってしまうようなお皿がひとつもなく、お酒を飲まない私でも(元々お酒のアテになるような食べ物は大好きですが)、握りに入る前に満足感いっぱいになります。
有明海で採れる〔たいらぎ貝〕の貝柱をあぶってくれたり、大村湾の〔海鼠〕とこのわたをミックスしてくれたり、写真にある宇和島の渋柿を藁で包み、焼酎で渋味を抜いた皿など、創造力に溢れる料理が供されます。
もちろん、握りに至っては非の打ち所がない絶品ばかり。
博多に寄られる機会がありましたら、ぜひ１度は足を運んでいただけたら嬉しいお店です。
本年最初の博多は３月。
水もぬるみ始め、美味しいものが待ち遠しかった春を次々に彩ってくれそうです。
「雀ケンポン」の皆さん、そして「福岡土田会」の皆さん、早くお逢いしたいな！！
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