土田浩翔オフィシャルウェブサイト

土田浩翔オフィシャルウェブサイト 麻雀の宇宙へようこそ

新着情報

ツイッター

~卓上から宇宙をみる~②

合成の誤謬(ごびゅう)

[局面]をより深く考察しようとする人がいます
相手の手出し牌を注視し、場に切られている牌たちとの整合性をチェックし、その手出しされた牌が意味あるものなのかどうかを考えようとします

また、自分の手牌が和了に向かって前進しているとき
テンパイになる部分、つまり最終形が和了しやすい待ちになっているか否か、場を睨みながら考えようとします

守るにしても、攻めるにしても、[局面]を深く考察することは悪いことではないし、必要な[習慣]であるとも言えるでしょう
ただし、[局面]に囚われ過ぎるあまり、[大局]を見失うようなことがあると、麻雀の本質から離れた一打を放つことになりかねないので、注意が必要です

[習慣]とは恐ろしいものです

上達するためには、[局面]を深く掘り下げて考察する[習慣]が必要です
その積み重ねによってのみ、上達の道が切り拓かれていくと言ってもいいでしょう
にもかかわらず、焦点を[局面]に当て過ぎると[大局]が見えにくくなってしまうのですから、麻雀とは不可思議なゲームです

[局面]を上手に読み取って、自身では最善手を打っているはずなのに、それが連続した[線]になると、大局的にはズレた打ち方になってしまうことがあるのです

ですから、まずは[大局観]の精度を上げること

[大局観]とは、その局自身がどんな役割を担っているのか?自分のツキの状態、親番のツキの状態を測りながら、3~4巡目までの捨て牌模様から、場のスピードも測りながらその局への処し方を考えることです

[大局]を踏まえての[局面]であることさえ忘れなければ、[合成の誤謬]は起こらないわけで、深く考察する意義も損なわれないのです

※本文は東京麻雀アカデミー(雀友倶楽部)使用テキストより


≫コーショーのちょっと美味しい話一覧