2024年6月1日(土)~卓上から宇宙をみる~111
〔逆目〕
いったいどうしたというのか?
東3局の親、8巡目に七対子を首尾よくテンパイさせました。
ツモ ドラ
河はこんな感じでした。
いつもであれば、白や中より先に河に出ているはずの を引っ張った理由は、全体の河にソーズが安く、 やら やらもポツポツ見えていたからでした。
つまり<場況>で残した でした。
は場に一枚切れ。
調子の良さそうな上家の河に出ていました。
<北家の河>
いまにもリーチがかかりそうな河に見えたのは私だけではないはず。
<場況>では良さそうに見えても よりは若干不安もある尖張牌ゆえ、北家に追っかけリーチをされるのは覚悟のうえで、 を切ってリーチをかけました。
もちろん私の河は変則河。
おいそれと が出てくるとは思えませんでしたが、北家がもし追いかけてくれたら、挟み撃ちされた南家か西家が拝み打ちの 切りをしてくれるはず、という先読みも含めての先制でした。
11巡目。
私のツモってきた牌は 。
<ああ、やっぱりか・・・>
この<やっぱり・・・>が心の声で出はじめると負け戦になりやすくなります。
意に反して、北家はさっさと店仕舞いしたため、南家・西家から がこぼれることもなく流局しました。
次局、1本場。
6巡目に手牌はこうなりました。
ドラ
この時点で と は生牌、 は一枚切れでした。
南家が若干役牌をトイツで持っていそうな河でしたが、西家・北家はいたって平凡な切り出しで、<もしかしたら・・・ さえ重なれば小四喜まで・・・>などと考えていました。
<南家の河>
8巡目、ツモ 。
アリャ、メンホンのイーシャンテンだ。
場には が2枚出ていましたが、ドラ が引ければいいし、ここは小四喜とか夢見ている場合ではないなと思いました。
それにダブ がポンできればタンキ待ちで親満になるし・・・
その時のためにも、1枚切れの は残して、生牌の を打っておこう。
9巡目、ツモ (ゲゲゲ)
10巡目、ツモ (ギョェ―)
11巡目、ツモ (・・・・・・)
圧巻の3巡でした。
悪夢の3巡と言い変えるべきか。
8巡目にカン さえ入らなければ、手なりで11巡目にはこうなっていました。
いやいや、カン が入っても、風牌に力を感じていれば、打 としてこの構えに。
次巡、ツモ 打 (渋々)
そして次巡、ツモ
「4千オール」がいとも簡単に仕上げられていたのに・・・
結局、この局も流局にしてしまいました。
最近の私、こういうことが多いんです。
「疲れてるんじゃないの?」
「体に元気がないと駄目だよね」
とか言われても返す言葉もありません。
いったい、どうしちゃったのかなぁ???
※本文は東京麻雀アカデミー(雀友俱楽部)テキストより
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