2024年10月15日(火)~卓上から宇宙をみる~120
〔驚愕の逆流打法〕
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ツモ
ドラ ![]()
東3局西家5巡目、マンガンをツモられただけとはいえ、この日の西家は運に見放され、リーチのロン牌をよく掴まされる状況が続いていたため、とても不安な気持ちでこの手牌を眺めていました。
いつもであれば
を切っていく手順を踏む西家でしたが、
を引いた瞬間、
に指先が反応してしまいました。
→
と外してタンヤオ・ピンフに向かう手筋も当然考えられるツモ
の感触でしたが、不調を自覚する西家は、いつもと全く違う選択に入ったのでした。
次巡、ツモ
。
これはもしかして、考え過ぎの裏目を引いた恐れが・・・。
を打っていると、ここで
切りとなり、手牌はイーシャンテン形に
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仮に
→
と先に払うとこの形に
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いずれにしても、
→
と払った西家のこの形よりはマシに見えます。
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ところが次巡のツモが ![]()
ここで西家は
を切ります。
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ツモ
の段階で
を切っていると、手順上この
もツモ切りすることになり、
→
切りの場合は、このツモ
で
切りとなり、この形に変化します。
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そうです、盤石のイーシャンテン形に構えられるわけです。
ところが麻雀とは・・・というか、不調の波は不可思議なうねりを生じさせるもので・・・2巡後に
を引かせるのです。
そして西家は納得の表情で即リーチをかけました。
→
と外して盤石のイーシャンテン形に構えていると
切りリーチとなります。
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ところが西家のリーチはこうです。
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そしてこの結末は、西家が一発で
をツモリあげ、裏も乗ってハネマン和了という、起死回生のドラマを生んだのです。
もちろん、このあとの物語は皆さんが想像するに難くない展開となり、西家が序盤の回戦で大きく失点したポイントを取り戻すどころか、最終戦での奇跡を誕生させることとなったのです。
このドラマはTVで生放送されている『われめDEポン』で目の当たりにした実話で、西家は金子昇さんというイケメン俳優さんだったのですが、プロでも出来ないような<逆流手順>を見せてくれたその麻雀能力の高さに、私は驚きを禁じ得ませんでした。
この続きの話、つまり最終戦でのメイクドラマは、いまだに脳裏に焼き付いて離れない手筋と手順だったので(掛け値なしに、私が今まで打ってきた、あるいは見てきた麻雀史の中でも、飛び抜けてナンバーワンに輝く1局だったので)、その奇跡を次回で紹介したいと思います。
金子昇、空恐ろしい打ち手がこの世にいたものです。
※本文は東京麻雀アカデミー(雀友俱楽部)テキストより
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