2025年7月15日(火)~卓上から宇宙をみる~138
〔違和感 part2〕
東3局、前局マンガン(リーチ・ピンフ・ツモ・表裏)をアガったオヤが奇妙な切り出しをしてきました。
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ドラ ![]()
(
と
はツモ切り
は生牌
は1枚切れ)
他家の河はこうでした。
<南家> ![]()
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(
と6巡目
はツモ切り)
<西家> ![]()
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(
と5巡目
はツモ切り)
<北家> ![]()
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(4巡目
と
はツモ切り)
子方はごく普通の切り出しであるのに対し、オヤの切り出しは異様でした。
が手出しされた後に
が手出しされていることからも、ソーズの一色手ではないことは明らか。
ではチャンタか国士狙いなのか?といえば、第1打の
、そして
手出しの後の
がチャンタっぽさを消しています。
となると、オヤの変則河の本線はトイツ手、あるいはアンコ手なのでしょう。
ただし、7巡目に生牌の
をツモ切りし、次巡1枚切れの
を 手出ししてきたところに違和感がありました。
仮にアンコ手であったならば・・・
1枚切れの牌より生牌のほうがアンコになる確率が高いのは自明の理。
ましてやトイトイとの絡みを考えれば、オタ風よりも役牌が重なったほうが、仕掛けも視野に入れれば有利に働くはずです。
すでに役牌が2種類あるトイトイ・三暗刻含みのイーシャンテン形でしたら、3種目の役牌はお腹いっぱいで要らない、そんな気持ちで
をツモ切りしたのだとしたら、手牌はこんな形になっているはずです。
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ドラ ![]()
場風の
が場に2枚出ているのだから、役牌2種は
と
に限定されてしまいますし、そのどちらかがアンコになっている可能性もほとんどありません。
この手牌に7巡目
の生牌を持ってきてツモ切りする打ち手がいるでしょうか?
つまり、トイトイ手を想定するならば、
と
をトイツで抱えたイーシャンテン形で
をツモ切りし、次巡、安全牌に近い
を手出ししたところで、ツモり四暗刻のテンパイを果たした、そう読むのが常道でしょう。
そんなウマい話はないだろう、と大半の打ち手は考えるので、だったら7巡目に生牌の
をツモ切りできて、次巡1枚切れの
を手出しした手牌の正体は?と、次なる推理にはいるのです。
それほどまでに、序盤(6巡目まで)の変則的な切り出しと、7・8巡目の字牌切りには違和感が際立っていたのです。
オヤの本線はチートイツ。
これなら生牌の
をツモ切りして、1枚切れの
が押し出される意図が透けてきます。
序盤はともかく中盤に入ると、生牌の字牌は誰かしらトイツで抱えていることが多く、それが役牌ならなおさらでしょう。
また、南家・西家・北家の河に、数牌のカブリが見てとれます。
これはいうまでもなく(トイツ場)の様相を呈しています。
従って、オヤのチートイツ、しかも4巡目の
切りから、ドラドラチートイツを警戒すべき局面と読むのが基本になります。
そしてここからが本題なのですが、8巡目に1枚切れの
を手出ししてきたということは、同等かそれ以上の待ちごろ牌でテンパイしている可能性が高いと読むべきで、その候補としては、同じく1枚切れの
と
が候補に挙がるはずです。
とくに直前に北家が切った
、これが本命なのではないでしょうか。
次候補は
。
まさかとは思いますがオヤの
→
の切り出しを見て、
や
をツモ切りするボンクラな打ち手はいませんよね。
これぞ<違和感>の解法と覚えておきたいものです。
※本文は東京麻雀アカデミー(雀友俱楽部)テキストより
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