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2026年5月15日(金)~卓上から宇宙をみる~158

〔地獄の待ち伏せ〕


とある対局でのことです。
その日好調な西家がリーチをかけてきました。
西家の河はといえば・・・


二筒:麻雀王国一萬:麻雀王国八萬:麻雀王国東:麻雀王国五萬:麻雀王国四萬:麻雀王国 八筒:麻雀王国六筒:麻雀王国九索横:麻雀王国リーチ  ドラ 七索:麻雀王国


局面は東4局、西家は+1万点ほどのトップ目に立っていました。
ラス目は東家で、それぞれの河は次のようなものでした。


(東家) 北:麻雀王国九萬:麻雀王国白:麻雀王国八筒:麻雀王国九萬:麻雀王国二索:麻雀王国 發:麻雀王国九筒:麻雀王国二萬:麻雀王国
(南家) 一萬:麻雀王国中:麻雀王国東:麻雀王国二萬:麻雀王国五索:麻雀王国發:麻雀王国 六筒:麻雀王国東:麻雀王国三筒:麻雀王国
(北家) 東:麻雀王国白:麻雀王国九索:麻雀王国北:麻雀王国一筒:麻雀王国一筒:麻雀王国 七筒:麻雀王国三索:麻雀王国


東家はラス目にいる身らしい河の弱さで、子方のリーチにガンガン押し返してきそうな気配はありませんでした。
南家・北家はイーシャンテンになっていても不思議ではない河のトーンでしたから、トップ目のリーチであってもヒルまない可能性は十分考えらえました。
ただし、西家の河に中張牌の脂っこいところが複数切られているため、リーチに対してローリングしやすい状況でもありました。
変則河に見える西家のリーチはというと、推測の一番手ともいえる七対子でした。


四筒:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒:麻雀王国五筒:麻雀王国四索:麻雀王国四索:麻雀王国七索:麻雀王国七索:麻雀王国南:麻雀王国南:麻雀王国西:麻雀王国西:麻雀王国北:麻雀王国 ドラ 七索:麻雀王国


七対子・ドラドラの 北:麻雀王国 待ち。
しかも 北:麻雀王国 はすでに2枚切れで、いわゆる〈地獄待ち〉。
11巡目、北家から追いかけリーチが入りましたが、次巡、ラス目の東家が 北:麻雀王国 をツモってきて放銃。
裏ドラは乗らずマンガン止まり。
リーチ棒込みで9千点を上乗せし、西家は得意満面の表情で南場に入っていきましたが、南場は大荒れの展開になり、終わってみれば西家は3番手まで叩き落とされていました。


〈地獄待ち〉には4つの型があります。


A 場に2枚出ている字牌待ち


B 筋になっていて、かつ場に2枚出ている1・9待ち


C 3や7が4者の目から4枚見えているときの壁の外(1・2・8・9)待ちで、かつ場に2枚出ている


D ペンチャンやカンチャン待ちになりようがない壁が出来ていて、かつ場に2枚出ている筋待ち


主にA・Bのタイプが実用的とされていて、場況の後押しがあれば、C・Dタイプも活用できることになります。


ただ、総じていえることは、自身が優勢なときの《地獄待ちリーチ》は地獄に落ちやすいということです。
もし何らかの事情で(メンホン七対子等)〈地獄待ち〉になってしまったら、リーチはかけずにヤミテンでアガることです。
私の長年の経験から導かれたものなので、さしてアテにはならないかもしれませんが、麻雀の神様はいつもあなたの打ち方、そして心の動きを見ています。
去年よりも今年、今年よりも来年、今より未来に向けて、自身が成長していこうと思っているのであれば、少なくとも優勢時の《地獄待ちリーチ》は封印することです。
では劣勢なときは?
これは和了の仕方と密に関わってくる問題ですが、リーチをかけるイコールツモアガリしようとする、これが平時の強者たる打ち手の考えかたになります。
平時から常に出アガリ率を高めたリーチばかり打っていると、なかなか強くなれません。
ですが、劣勢時、すなわち身(点棒)も心もボロボロになっているときは、ツモではなくロンに比重をおいたほうがいいでしょう。
《他力本願リーチ》になりますから、その中に当然《地獄待ちリーチ》があっても麻雀の神様はあなたを責めることはありません。


麻雀は自身の〈器〉を大きくしていけるゲームです。
そして神様はいつも見ています。


※本文は東京麻雀アカデミー(雀友俱楽部)テキストより


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