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2020年3月15日(日)~卓上から宇宙をみる~⑩

~卓上から宇宙をみる~⑩

<ツモ>の力って不思議なチカラです

弱くなってくると、3メンチャンだろうが5メンチャンだろうが<ツモ>と言えぬままゲームが終わってしまいます
ところが、ツキの風が心地よく吹きはじめると、カンチャンだろうがタンキだろうが<ツモ>と言える終わりかたが出来るのです

それはイーシャンテンやリャンシャンテンのときだって、同じことが言えるわけで、ここが苦しいな、ここが埋まればいいのにな、などと思っているところから引いてくる<ツモ>もあれば、リャンメンとリャンメンと3メンチャンのリャンシャンテンなのに、何巡経っても埋まらない<ツモ>もあります

「山に残っているのははっきりしてるから、絶対こっちのターツを残すべきだよ」とか「絶対これは2枚山に残っているから、こっちのタンキで待つべきだよ」とかしたり顔で語る打ち手もいますが、それって自分のツモ筋の話なの?それとも全員がツモる山の話なの?って聞き返したくなります。

残りの山に自分の欲しい牌が何枚眠っていようと、自分のツモ筋になければその確からしい山読みは、何の役にも立たないのです
でもツキの風が吹いていれば…自分が思っているよりも遥かに多くの有効牌を手にすることが出来るのです

リーチをかけるという行為は[自分のツモ筋で勝負する]決意表明であり、よほど特殊な状況下でない限り、例外なく<ツモ>の力を信じたほうがいいのです
反対に、メンゼンでヤミテンを張る行為は、<ツモ>の力に自信が無く、他力本願での和了を期待しているケースか、いつでも撤退できる態勢でいたいケースか、終盤近くなって、ツモ回数が1~2回しかないケースのどれかに該当している時ということになるわけです

いずれにしても、自分の<ツモ>の力をどこまで信用できるのか?という自問自答は、毎局しなければならないし、毎局答えが変わるものなのです
もちろんその際、生まれながらにして神様から与えられた<天運>というものを、少し加えてあげたほうがいいのは言うまでもありません

※本文は東京麻雀アカデミー(雀友倶楽部)テキストより


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