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2020年4月1日(水)~卓上から宇宙をみる~⑪

~卓上から宇宙をみる~⑪

仕掛けが苦手だという人は案外多いようです
手牌が短くなればなるほど、放銃の危険が高まるからでしょう
それに、喰い下がり役も多く、一発や裏ドラ役も放棄しなければならないので、『鳴いたほうがいいカナ…』と思っても、なかなか「チー」や「ポン」の声が出せないのです
でも…相手の中には自分と違って、チーやポンの好きな人もいます
また、局面に応じてサッとメンゼンから仕掛けに転じられるゲーム巧者もいます
そんな相手と卓を囲んだとき、いつまでも食わず嫌いでいると、その仕掛けの意図するところがサッパリわからず、苦労することになります
ですから、好むと好まざるとにかかわらず、実戦を通して仕掛け技を試してみることは大切な要素なのです

仕掛けには必ずその目的があります
速くアガりたいのか、高くアガりたいのか、この2つにひとつを見破ることから始めてみましょう
自分の下家が仕掛けを入れてきたならば、チーの急所をまず探ること
簡単なところから考えれば、ドラの周り、特にドラ表示牌やその筋へのケア
メンゼンの時もそうですが、<もし自分だったら…>と置き換えながら、ドラが1枚の速攻手だったら、どのあたりが欲しいのか?下家の捨て牌と相談しながら、一番欲しいところだけはチーされないように心がけます
ドラが複数ありそうだったり、一色手や対々和狙いの高打点狙いだったら、キーになる役牌を含む字牌へのマークを怠らないことです

位置エネルギーや相対関係も大事です
自分と仕掛けている人、果してどちらが優位に立っているのかをいつも考えることです
位置エネルギーと相対関係は、相対関係のほうを重く見ます
つまり自分より下家のほうが位置エネルギーが低くても、開局からの関係性でアヤがついていて、どうも自分のほうが相対関係が悪いときは自分の余る牌が鳴かれやすくなっています
自分がアガリたいなと思う手であっても、仕掛けている人との関係性が良くないときには、一手損をしても鳴かせないことを優先させ、一歩下がって二歩進むような打ち方がもとめられるのです

いずれにしても、仕掛けが入ったときの対応をマスターするには、まず自らが仕掛けを何度も何度も試してみる事から始めることです

※本文は東京麻雀アカデミー(雀友倶楽部)テキストより

 


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