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2020年10月1日(木)~卓上から宇宙をみる~㉓

~卓上から宇宙をみる~㉓

〔打ち手の品格〕ー考察⑦

その11 <リーチ宣言>

リーチをかけるときにも、それ相応のマナーと作法があります

① ツモ牌を利き手側、手牌の端に置く

② 「リーチ」と明確に発声する

③ 不要牌を河に切るとき、切ってから横に曲げるのではなく、横に曲げた形で捨て牌動作を行いましょう

④ 間髪置かず、点棒箱からリーチ料の千点を出し、自分の河の上方に並行に置く

⑤ リーチ料を置いたらスッと手を引く

この一連の所作が終了しないと、原則として下家はツモ動作に入れませんから、できるかぎりスムーズに完了させましょう

①のとき注意しなければならないことは、手牌の中にツモ牌を入れてから、おもむろにリーチ宣言をするようなことの無いようにしましょう
あくまでも、ツモ牌は利き手側、手牌の端に置いたまま次の動作に入りましょう

②のとき、長考してからリーチ宣言に入るケースもありますがが、そういう時に字牌待ちになってしまったら、1巡回してからリーチをしたほうがいいでしょう(誤解を招かぬように心がけてください)

③のとき、注意しなければならないことは、自分では「リーチ」と言っているつもりが相手3人にはほとんど聴こえないケースがあります
一人よがりにならぬよう、トラブルの元になる小声でのリーチ宣言は避けてください
また、リーチ表示牌を横に曲げて直前に切ってある牌にくっつける時に、力が入り過ぎてそれまでの捨て牌群が横押しされ、捨て牌全体が乱れることのないように注意しましょう

④のとき、リーチ料の千点棒が無く、「両替してください」という光景を時おり目にすることがありますが、これもマナー違反のひとつと心得てください
支払い時はもちろんのこと、自分がアガってお釣りを出しているうちに千点棒が無くなることもありますが、その清算時に改めて両替を完了しておくことが求められます
ゲーム中に手牌進行とは無関係の停止行為は、摸打のリズムを壊す要因となりますから、注意してください

④~⑤の所作に入っているとき、自分の手牌確認をしながらリーチ棒を宙に浮かせていて、なかなかリーチを成立させない人をたまに見かけますが、これは重大なマナー違反となります
リーチ宣言する前に手牌確認は完了させておくべきで、リーチ宣言後は、あらゆる所作をスムーズに行うことが、品格ある打ち手に近づくことと心得てください

最後にもうひとつ
リーチ宣言者の下家は、①~⑤までの一連の所作が完了したことを確認し、かつリーチ宣言牌にポンの声がかからないタイミングでツモ動作に入りましょう
かと言って、いたずらに<間>をとり過ぎるのも<リズム>を壊す要因となりますから、速からず遅からずを心がけ、ほどよい間合いでゲームを進行させてください

※本文は東京麻雀アカデミー(雀友倶楽部)テキストより

 


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