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2021年3月15日(月)~卓上から宇宙をみる~㉞

~卓上から宇宙をみる~㉞

〔負ける日の心得〕

ツキの無い日はどううまく打っても負けてしまうものです。
でも心のどこかに『もしかしたら…』という淡い希望が残っていると、配られた手牌をどうにかテンパイへ、どうにか和了へと懸命に打っていく姿がそこに。
そしてごくたまに僥倖の和了をモノにすることができて、『ああまだ麻雀の女神様は見捨てていなかったんだな』などと勝手な想いに胸をふくらませてしまいます。
で、またアガれそうな手がやってきて、その気になってノコノコ出かけていくと、ガツーン!!と高い手に振り込んで、『あああ、やっぱりネ』とか、わかったふうな反省会を開きはじめるのです。

誰しも負ける日はあります。
だから、『今日は負ける日なんだ』と負けを素直に受け入れる心の広さが必要になります。
一番よくない負けかたは、『いいのいいの今日は負ける日だから』と、淡白なフリをして、どんどんマイナスを増やしていく負けかた。
負ける日はいつもの何倍も勉強できる日であることを先ずは強く自覚することが大切です。
そして、負けパターンを記憶しようと心がけることです。

何故、負けるのか?答えは簡単!

アガりたい手がアガれず、ロンと言われる覚悟ができてないときにロン牌がやってくるから負けるのです。
また、『勝負!』と気合を込めて危険牌を放つとお決まりの『ロン!』という声が待ち受けています。
だから、『今日は負ける日なんだ』と早く自覚してその負けパターンに嵌らずに、懸命にオリるか、最初から手作りせず、その気にならない構えにしておけばいいのです。

『それじゃつまらないよ』と文句を言ってるヒマがあったら、ツキが無い日はどんなふうに牌がやってくるのか、よ~く見て記憶してみることです。
『私はもうそんな面倒なこと出来るトシじゃないわよ』と諦めたらいけません。
いくつになっても人は成長できるということも忘れてはいけません。

さあ、負ける日を思いっきりエンジョイしてみようではありませんか!

※本文は東京麻雀アカデミー(雀友俱楽部)テキストより


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