2023年5月1日(月)~卓上から宇宙をみる~85
〔神様ごめんなさい〕
相手からリーチがかかったとき、皆さんはどんな心持になるのでしょうか。
A まったく気にならない
B 自分の手が良ければ気にならない
C 自分が親であれば気にならない
D 前向きに打てているときは気にならないが、後ろ向きなときはすぐオリてしまう
E 親のリーチなら気になるが、子のリーチなら気にならない
F どんなリーチであれ、ロンと言われるのが嫌だからオリたくなる
G リーチをかけてきた人との関係を考えて攻めたりオリたりする
H 持ち点に余裕があるときは気にならない
I 持ち点が少ないときは気にならない
まだまだあるかもしれませんが、私はDタイプのマイナス思考がやや強めかもしれません。
持ち点がプラスで迎えた親の手牌です。
ドラ
9巡目のことでした。
南家からリーチの声が・・・
南家の河はこうなっていました。
リーチ
そして私が一発で持ってきた牌は
ピンズの
ソーズの
この10種がテンパイチャンスの手牌でしたから、気分は上々、よほどツモが利かないかぎり撤退の2文字はきえていたはず・・・
なのにこの を持ってきた瞬間、ツモ山に手を伸ばすまでの威勢はどこへやら、『これは切れないナ』などと赤信号をチカチカさせてしまう私がいました。
ドラまたぎのスジは危ない。
しかもそのスジを5枚も抱えている。
もし一発で「ロン」と言われてしまったら・・・最低でも5200から始まる呪文。
勝負!!といくにしても、そこそこ持ち点もあるし、なにもここでエイッ!と を切っていくほどでもなく、危険を犯す根拠に乏しいと自身を納得させる私。
情けないかぎりです。
ここが私の弱さで、ドラまたぎではないときでさえ、危険スジを4枚以上抱えていると、そのスジを一発で切る勇気(というほどの勇気でもないのですが)が持てないピヨピヨな打ち手なのです。
何食わぬ顔で をスッと切っておけば、次巡のツモが
そこで即リーしておくと、リーチをかけている南家が一発で
を摑んでくれて親満のフィニッシュでした。
この局にはオチが付いていて、
ドラ
リーチに を切れなかった私は、中スジの
を切り、次巡
を引いてそーずが3メン形になった途端
を切り、その次に引いてきた
でテンパイになり、
ドラ
フワッと を切って「ロン」
裏ドラ
6400の放銃と相成ったわけですが、こんな放銃をしたらもう田舎に帰るしかありません。
同じスジを沢山抱えているから、それがロンされやすいわけではないのに・・・
「何度同じことを言ったらわかるんだオマエは」と、また神様に叱られてしまった私なのでした。
※本文は東京麻雀アカデミー(雀友俱楽部)テキストより
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