2025年6月15日(日)~卓上から宇宙をみる~136
〔天秤の愚かさ〕
つい先日のことでした。
東1局の親番でこんな手に・・・
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ツモ
ドラ ![]()
各家の河は云うと
南家 ![]()
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(
と
はツモ切り)
西家 ![]()
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(
と
はツモ切り)
北家 ![]()
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(
と
はツモ切り)
南家が早々にソーズの美味しそうなカンチャンを外し、西家はマンズの一色模様に見え、全体的に字牌が顔を見せていない場になっています。
私の手はドラ
が引けてイーペーコーが完成し、超大物手に育ちそうな形のイーシャンテンになりました。
ピンフ・イーペーコーにもとれる手牌が、チートイドラドラのイーシャンテンにもなっていて、とても悩ましい形です。
でも私は場に高い(アガリにくいと思われる色)マンズを嫌い、
を切りました。
が2枚、
が1枚、
が1枚出ていますが、どちらかのリャンメン(
か
)が埋まってくれれば、ダマって親満が転がり込んでくれる、そんなふうに思いながら
を切りました。
トイツ好きの私でも、場に2枚切れている
や
を残してまでシュンツ手を見ていたのですから、感覚的には断然ピンフ・イーペーコー・ドラドラを支持していました。
10巡目 ツモ ![]()
12巡目 ツモ ![]()
12巡目にタンヤオ・チートイドラドラのテンパイになるわけですが、待どりにする
も
も2枚切れのままで、いったん
タンキにとったものの、残り巡を考えるとアガリまでたどり着ける自信はありませんでした。
もう1度各家の河をご覧ください。
7巡目という早い段階で、
というタンヤオ奇数牌が2枚ずつ切られている場の異常にどうして反応できなかったのか?
西家のマンズ気配にばかり気をとられ、肝心要の場の形(トイツ場、もしくは変則場)を忘れた大馬鹿者がそこにはいました。
後日、弟子の桐生プロにこの話をすると、「センセー、前の局はどんな終わり方だったんですか?」という問いが返ってきました。
前の局?えっ、いま始まったばかりの東1局の前・・・つまり前半荘の最終局の話を彼女はしていたのでした。
実はこの東1局は、とあるプライベートリーグの2回戦東1局の話だったんです。
私は彼女の指摘にギクッとしました。
なぜなら、前半荘の1回戦オーラスに、私はタンヤオ・チートイツの
タンキをツモり、ラス目から2番手まで浮上していたからでした。
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ドラ ![]()
マンガンをツモるとラス目からトップへ、3200をロンアガリするとラス目から3番手へという接戦のオーラス、私は
を横に曲げて変則3メン待ちでマンガンツモを狙いにしようかなと思いましたが、場の形がトイツ場と見て打
としました。
そして首尾よく
のツモ。
ああ、私はなんて愚かな打ち手。
彼女に指摘されるまで、劇的な浮上が出来たチートイツ様を忘れて、ピンフ手との天秤にかけた1打を選択するとは・・・
そのことにさえ気づいていれば、天秤にかけるにせよ、場に2枚切れの
を選択していたはす。
ああ、情けなや
麻雀って、ゲームが終わってもつながっているんです。
トホホホホ。
※本文は東京麻雀アカデミー(雀友俱楽部)テキストより
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