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2026年7月15日(水)~卓上から宇宙をみる~162

〔三元牌の切り順〕


近ごろの麻雀は第1打~4打あたりまでに字牌が並ぶ場況が多数派になりました。
いま思えば、昭和の時代に字牌の生牌、とりわけ役牌の切り出しに四者が神経を尖らせていた光景が懐かしく、あの頃に戻って打ちたいなと思ってしまうときも間々あります。
でも、私はこう考えています。
令和の時代になっても、字牌の〈切り順〉に関しては、損得勘定では排除できない〈理〉があると確信しています。
誰でも習得できる字牌の〈切り順〉の中でも、三元牌について、私なりの〈理〉を書いてみようと思います。


白:麻雀王国發:麻雀王国中:麻雀王国、たった3種しかありませんが風牌と違ってこの三元牌は常時四者共通の役牌として活躍します。
つまり、いつだって「ポン」という声がかかる可能性があります。
単純な考え方をすれば、ポンされて手牌進行が1シャンテン進むことは自分にとって有利なことではありません。


ポンされれば、打点が下がること
ポンされれば、方向性が見えること
ポンされれば、攻撃しやすくなること


恐らくこれらの理由で、手牌が整わぬうちに鳴かせることは、鳴いた側が損をするという〈理〉によって、1巡でも早く役牌を放出すればいいと、冒頭のような場況になっているのだと思います。
鳴きの〈タイミング〉が大切な攻撃手段ですから、その〈間合い〉を速めさせることも戦略としては正しいという見方もできます。
それでも、鳴きによって情勢が一変することも多々あるのも事実で、その〈切り順〉には掘り下げた〈理〉が必要です。


たとえば、配牌時に三元牌すべてが孤立牌として来ていたら、第1打から切るにせよ、その〈切り順〉はどうなっているのか?自身の打ち方をふり返ってみてください。


白:麻雀王国發:麻雀王国中:麻雀王国  白:麻雀王国中:麻雀王国發:麻雀王国


發:麻雀王国白:麻雀王国中:麻雀王国  發:麻雀王国中:麻雀王国白:麻雀王国


中:麻雀王国白:麻雀王国發:麻雀王国  中:麻雀王国發:麻雀王国白:麻雀王国


この6通りから自身の〈切り順〉を選択しておいたほうがいいでしょう。
もちろん、手牌に組み込まれている位置から
左 右左 左
右 中左 中
という選択をしてもかまいません。
要は〈切り順〉さえ決めておけばいいのです。
こんなことを奨めると、「切り順を固定化すると相手にわかってしまい、逆利用されてしまうじゃないか」という反論がありそうですが、それは〈切り順〉を深く掘り下げていない証しで、実践すれば合点がいくはずです。


次に、生牌と1枚切れ、生牌と2・3枚切れ、1枚切れと2・3枚切れの〈切り順〉を決めておくことも大事です。
状況によっては、生牌から切るのか、1枚切れからなのか、あるいは安全牌化しているものからなのか、〈切り順〉だけでは片付けられない選択もあるでしょうが、そこには〈理〉が働いているはずです。
ですから、〈切り順〉を超えていく〈理〉がある状況では、〈理〉を優先させればいい話なのです。


〈切り順〉の基本は自身の決め事。
けっして他の人に頼ることも決めて貰うことも出来ない決め事を作っておくことが、あらゆる局面での〈迷い〉を消してくれます。
今回は三元牌を例に挙げてみましたが、この〈切り順〉の応用は、どんな種類の牌にも有効ですので、ぜひお試しを!


※本文は東京麻雀アカデミー(雀友俱楽部)テキストより


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