2020年2月15日(土)~卓上から宇宙をみる~⑧
~卓上から宇宙をみる~⑧
「生きるべきか、死ぬべきか…」
ハムレットの心境には遠く及ばぬまでも、打ち手が抱える悩みは常に揺れているものです
ハタから見ていれば、そんなに悩むほどの問題に思えなくても、当人はいたって真剣に考えているのです
打ち手は常に、<アガリたい>という願望と<放銃したくない>という恐怖心の間でさまよい、そして揺れながら打っています
性格的な問題はさておき、積極的な思考が出来る日と心が閉じて自分でもわからぬまま、消極的になってしまう日があります
もちろん、積極的になれる日、楽観的に思考できる日は勝ちやすく、知らず知らずのうちに消極的になってしまう日、悲観的な思考が脳を支配するときは負けてしまいます
然るに…思考の在りかたとしては、ハムレットに倣うことなく、「進むべきか、踏み留まるべきか…」と言う回路に修正すべきなのです
踏み留まるという考え方は、一歩たりとも退かないという意思表示であると共に、前進もしないという決意表明なのです
この思考を打っている最中に具現化することが可能になると、生きる意欲がいま以上に増し、エネルギーあふれる打ち手として、卓上での存在感も増してくるのです
こんな手じゃ前に進む価値は無いなと思っても無理しないでオリようという思考は極力封印し、どうやって踏み留まる打ち方をしようかと考えたほうがいいのです
そしてそういう思考に立って打つ習慣がつくと、いつのまにか<強者>の仲間入りを果たしているのです
※本文は東京麻雀アカデミー(雀友倶楽部)テキストより
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