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2020年7月1日(水)~卓上から宇宙をみる~⑰

~卓上から宇宙をみる~⑰

[打ち手の品格]ー考察2

その3《摸》

ツモ動作、これは諸動作のなかでも、基本中の基本、マージャンを打っていくうえでの中核をなす行為です
手牌の右もしくは左に置かれている利き腕を城壁牌に伸ばし、再び手牌の右もしくは左にツモ牌を持ってきましょう
このシンプルな行為をするにあたって、注意しなければならない点がいくつかあります

まずは《摸》動作の初動

《摸》動作は、上家の打牌が河に着地し、打牌行為を行った利き腕が上家の自陣に戻ったと同時にスタートしなければなりません
よく見受けられる光景としては、上家が打牌したと同時に《摸》動作に入ってしまい、ポンの声をかけようにもかけられない、あるいはポンの声が入ったときには次のツモ牌が見えてしまう、という性急な《摸》行為を品格のある打ち手は避けなければいけません
また遅延行為に近い《摸》動作の初動のかけ方にも注意が必要です
それは上家の打牌をなめるように眺めるというか、その打牌の意図を探るかのように静止したまま《摸》動作に入らない、もしくは小首をかしげたりして、いたずらに時間を使った遅延行為は醜悪です
ただし、上家からリーチがかかった瞬間に、ハタと手が止まってしまうこともあるように、理屈では割り切れぬ静止状態が生まれるのは致し方ありません
でも極力自身の手番では、必要最小限の時間を意識すべきです

《摸》動作から無駄を排除すること

高打点が狙える手が入っていたり、早くテンパイしたいという意識が強まったりすると、つい《摸》をする腕に力が入り、城壁牌に伸ばす腕がオーバーアクションになったり、ツモ牌を引いてくるときに、盲牌に時間をかけたり、手牌より後ろに引き過ぎたりと、スムーズさを欠いた行為が多発します
心がけるべきは、一にも二にも《摸》動作から無駄を省くこと
自身が使っていい時間を極力減らす意識を持つこと
美しい《摸》をイメージしながら打つことです

その4《打》

打牌動作、これも《摸》動作同様、できるかぎりの無駄を省くべきです
ツモってきた牌を手牌の右端もしくは左端に置き、不要な牌を《打》するわけですが、その際に注意すべき点がいくつかあります
難しい清一色手以外は、ツモってきた牌を手中に入れ直して《打》をしてはいけません
必ずツモ牌は手牌の端に置いたまま《打》すること

手迷いもタブーです
《打》をするにあたり、どれを切ろうかと考えるのは問題ありません
問題なのは、これにしようかあれにしようかと手迷いすること
不要牌をどれにしようか考えるときは、利き手を手牌の利き手側の端に静止したまま、じっと考え、考えが固まってから《打》の動作に入ることです

強打や乱打はもちろんタブー
アガリたい気持ちが高ぶってきたり、体勢が落ちてきて心が乱れてくると、つい《打》に力が入ったり、乱れた位置への《打》になることもあるでしょうが、品格のある打ち手を目指すならば、自身の心ひとつで改善できることを強く意識していきましょう

また、他家3人に見えやすい《打》を心がけること
《打》した際に、打牌された牌が利き手で隠されることのないよう、美しく切っていくフォームを身につけることです
打牌が下家に見えやすく、上家やトイメンに見えにくくなるとチーの発声がかなり有利になり、遅れた形のポンの発声と重なってしまうので、《打》の動作は河に打牌が着地させる瞬間まで神経を行き渡らせるようにしましょう

※本文は東京麻雀アカデミー(雀友倶楽部)テキストより


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