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2020年9月15日(火)~卓上から宇宙をみる~㉒

~卓上から宇宙をみる~㉒

〔打ち手の品格〕―考察⑥

その9 <少考>

誰でも1局に1度や2度は手を一瞬止めて少考することがあります
少考なので2秒もかからないうちに打牌動作に入るわけですが、このほんの2秒以内の所作にもマナーが伴います
マナー違反と思っていない打ち手も多いようですが、思考中に手を動かしてしまう、いわゆる<手迷い>、これがマナーに反する所作であることを忘れてはいけません
ほんの2秒ほどの思考なので、無意識のうちに体を動かしてしまうこともあるかもしれませんが、厳密に言うと肩が少し動いただけでも<手迷い>と同じ所作となるので注意が必要です
<手迷い>がなぜマナー違反になるのかといえば、それは下家のリズムを壊すからであり、もっと言えば4人でゲームを作るという共同作業を放棄することになりかねないからです
<手迷い>は、「打牌してくれるのかな」という下家の淡い期待を裏切ることにつながります
打ち手は、1年のキャリアもあれば上家の打牌動作が体に伝わってくるものです
それはじっと見てなくても、上家の肩や腕や指先のモーションから伝わってきます
にもかかわらず、<手迷い>してしまうと、それがたった1秒くらいのことであっても、下家にいてツモ動作の準備をしている打ち手にとっては、ずいぶんの長さに感じるし、精神的な疲れも出てきてしまうものなのです
考えることが悪いと言っているのではなく、打牌しようと思った瞬間に、「待てよ」と考え直し少考に入るのであれば、手は微動だにさせずに考えたほうがリズムは崩れません
もちろん、牌をいじりながら(カチャカチャさせたりして)少考するのは論外のマナー違反です

その10 <長考>

ツモってきてから打牌動作に入るまで、3秒以上かかると<長考>に入ったと見なされます
半荘に2~3度あれば多いほうで、できうるならば<長考>する場面は少ないほうがいいでしょう
もちろん、難解な手牌がやってきたり、オリているのに手詰まりしてしまったら、<長考>も有りでしょう
ただ、やはりその場合は<長考>する姿勢が問われています
腕組み・頭をかく・髪をかき上げる・顔の一部をいじる等々、卓から利き手が離れる行為は重大なマナー違反となりますから、注意が必要です
たまに目にしますが、飲み物を片手に<長考>するなどはもってのほかの行為です
また、<長考>に入っているときに、牌をパチパチ鳴らしたり、ツモってきた牌を中に入れ直したりするのもマナー違反となります
<長考>するときは、ピクリとも動かさず、じっと手牌と河をみつめ、体が動き始めたらスムーズに打牌動作を完了することが望ましいです
<長考>するくらい難しい局面なのでやっぱりこっちかなと考え直すこともあるでしょうが、いったん打牌動作をスタートしたら、<手迷い>にならぬよう留意しましょう
<少考>のときにも触れたように、麻雀というゲームは4人のリズムいかんで、そのクオリティは大きく変わってしまうところがあります
<長考>するな!とは言えませんが、できるかぎりテンポよく打つことを心がけ、自分の手番にかかる時間を極力短くするような意識があれば、『牌品高』と称えられる打ち手になれるはずです

※本文は東京麻雀アカデミー(雀友倶楽部)テキストより


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