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2021年3月1日(月)~卓上から宇宙をみる~㉝

~卓上から宇宙をみる~㉝

〔土田浩翔の麻雀観〕

麻雀とは……自身の心を育て、手牌を育てていくゲームである

この信条に基づいて、あらゆる命題に挑んでいく打ち手でありたいと願っています。
従って、目先の<数>にとらわれることなく、麻雀能力を高め、麻雀の真理に近づいていく打ち方に徹していけたらと思います。

《開局観》
自身の可能性を否定しない手筋をとる

先手必勝とは考えず、1巡でも多くツモ牌を開け、その日のバイオリズムを測り、どれくらいの位置エネルギーを持って開局を迎えたかを知ることに重点をおきます。

相手からの攻撃に対しては、自身の手牌が好形テンパイに近づいていたり、理想形に向かっていたら、その攻撃は意識せず、結果がどうなるかを見定めます。

いわゆる<フルスイング>したがために、中堅クラスの和了を逃してしまうこともありますが(安手を含めればもっと逃がすでしょうが)、それは織り込み済み、『アガるために麻雀をするわけではない』という強い信念の下、1巡でも多くツモ牌を開けていきたいのです。

それでも、時として早い巡目にフルスイングできない安手テンパイが入ってしまうことがあります。

もちろんその和了を否定することはしませんが、開局の姿としては最悪であることを自覚して次局以降の警戒レベルを上げていきます。

《第1打観》
第1打には字牌及びドラは切らない信条で打っていく
(ただしマンガンが確定するダブルリーチ時は例外とします)

どうして字牌を第1打に切らないのか?

答えは簡単明瞭、第1打を放つ瞬間に自身の位置エネルギーが測りやすくなるからなのです。
そしてそれは⦅雀鬼会⦆が教えてくれた名論なのです。
ドラは自身の守り神という位置付けゆえ、第1打に手放す理由はどこにも見当たりません。
第1打に手放してしまうのは、心の弱さ以外の何ものでもない、さもなくば雀神への冒涜であると思っています。

《成績観》
麻雀は自身の体が打てないと悲鳴をあげるまで、半永久的に打ち続けるゲームである
ゆえに1半荘1半荘の成績に一喜一憂しないこと

数字が好きで好きでたまらなく好きだという人は、去年より今年、今年より来年の数字を比較するために意識してもかまいませんが、それは自身と自身の比較であり、他人との比較をするための数字であってはなりません。

目先のトップ、目先のラス抜けにいったいどれほどの価値があるというのでしょうか?

自身の心の在り方、自身の麻雀への造詣、自身の牌たちへの、そして何より対局者への愛情、それらが伴った成績こそが評価に値する成績だと思っています。

ずっとずっと続けていく麻雀なのだから、目先の損得、目先の勝ち負けに惑わされない、自身の《麻雀観》とプライドが投影された麻雀をこれからも打っていきたいと思います。

※本文は東京麻雀アカデミー(雀友俱楽部)テキストより


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