2022年1月15日(土)~卓上から宇宙をみる~54
~卓上から宇宙をみる~54
〔アンコが好き〕
私は昔から[暗刻]が大好きです。
1人っ子のように育ったせいか、両親を早く亡くしたせいか、横に伸びる[順子]より同じものが3つ揃う[暗刻]に、ほんわかした安心感が得られるのです。
ドラ
こんな手がきたら、 をトイツ落とししてタンヤオ手に持っていくより、 → と外してトイツを大事にし、いずれ[暗刻]になってくれないかなと思いながら打っていきます。
どうも七対子のイメージ、単騎待ちのイメージが強い私ですが、本当は[暗刻]が作りたくて、その前段である[対子]を大事にする習慣がつき、一歩手前の形で勝負できることに気づいたのかも……。
次の手牌を見てください。
ドラ
を切れば、ドラ3のテンパイで、待ちも で悪くありません。
もしかするとリーチをかける打ち手も多いかもしれません。
でも私は に手をかけてイーシャンテン戻ししてしまいます。
せっかく手の中にある や の[暗刻]を生かした手を作りたくなるからです。
だってこのままだたと、[暗刻]になるはずの が[順子]として使われてしまう哀しさがあるから……それはイヤなんです。
もちろん[四暗刻]という大役を目指しての 切りなのですが、それ以上に、[暗刻]を[暗刻]のまま使いたいという私の甘えたワガママが打法に出てしまうのです。
もし がトイツになれば、 をトイツで落としていけるじゃないか、そんな想いを乗せた 切りなのです。
※本文は東京麻雀アカデミー(雀友俱楽部)テキストより
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