2022年11月15日(火)~卓上から宇宙をみる~74
〔ロマン派にだって意地がある〕
ドラがひとつあればリーチ・ツモを狙う打ち方が勝ちやすいと言われています。
裏ドラの乗る確率は、30数%だそうで、つまり3回に1回くらい乗るらしく、アガれそうなリーチを多発させたほうが勝ちやすいと言われています。
ツモ ドラ
よほどの条件付きではない限り(オーラスとかの点差勝負など)、 を切ってリーチをかけること、これ以外の選択肢は用意されてないらしく、 を切ってのヤミテンなどはもってのほかだそうです。
ドラ
リーチをかけなくても、ドラの をツモればハネマンになる三色手牌なのですが、リーチ・ツモを狙っていく考え方からは一笑に付される選択となってしまうようです。
三色作りのノスタルジーに浸っていると、負け組へ一直線らしく、現代のスタイルに乗り遅れていくそうです。
ツモ ドラ
親であれ子であれ、7巡目にテンパイしたこと手牌を即リーチしないのは[おバカさん]と笑われてしまうそうです。
唯一リーチをかけないケースは、 がすでに3枚出ているときくらいで、リーチ・ドラ1の3メン待ちテンパイの優秀さを生かさない手はないらしいのです。
それでも、その現代スタイルに逆らってみたくなるのは私だけではないと思います。
とどのつまり、トップを取るためには水も漏らさぬ構えで、アガリへの最短距離を選択しつづけること。これが勝ちやすさに直結すると語られ、昭和の時代とは一線を画す<進化論>がプロ界やネット界の趨勢となっています。
つい最近も「そんなことばっかり言ってるから<進化>した現代麻雀についていけずに負けていくのでは?」と言われています。
もちろん、麻雀に勝たない限り、何を言われても<忍>の一字で精進するしかありません。
でも・・・
ツモ ドラ
この手から を切ってアガリに近づけるくらいなら負け組でもいいと思っています。
だからと言って を切るような手順を踏むわけではなく、何事もなかったかのように をツモ切る打ち手でいたいなと強く思っています。
その後、ツモ やツモ ならば、 を切って、 引きの手替わりを待ちます。
ツモ は即リーチ。
ツモ は、 を切って 狙いのヤミテンにすることが多いですね。
ツモ ならば 切りリーチをかけることが多いかなと思います(すぐに出そうな場況ならヤミテンです)。
もちろん理想は を先に引いてドラ 引きのテンパイ。
たぶん・・・リーチしてます。
アガれなくてもいいから、リーチしてます。
※本文は東京麻雀アカデミー(雀友俱楽部)テキストより
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