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2024年1月15日(月)~卓上から宇宙をみる~102

〔私が第1打に字牌を切らない理由②〕

古めかしい師弟関係の話ではなく、麻雀の本質を見抜き、その真理に迫っていこうとする師(私だけの思い込みに過ぎませんが)に倣っていくのは当然の行為だと考えていた私。
もちろん、第1打に字牌を切らなくなった当初は戸惑いだらけでした。

A 二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国六筒:麻雀王国六筒:麻雀王国三索:麻雀王国五索:麻雀王国東:麻雀王国北:麻雀王国白:麻雀王国 ドラ 三索:麻雀王国

B 四萬:麻雀王国六萬:麻雀王国六萬:麻雀王国八萬:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国六索:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国南:麻雀王国西:麻雀王国中:麻雀王国 ドラ 四萬:麻雀王国

C 七萬:麻雀王国八萬:麻雀王国一筒:麻雀王国一筒:麻雀王国七筒:麻雀王国九筒:麻雀王国二索:麻雀王国三索:麻雀王国八索:麻雀王国九索:麻雀王国白:麻雀王国發:麻雀王国發:麻雀王国中:麻雀王国 ドラ 三索:麻雀王国

パッと見てやる気の出る配牌であっても、第1打に手中の字牌を切りたくなる手牌に対しては、あまり大きな期待は持てないことがわかってきました。

Aの第1打は 六筒:麻雀王国

Bの第1打は 六萬:麻雀王国

Cの第1打は 八索:麻雀王国

最近になってようやく気づいたのですが、第1打に字牌を選びたい手は、ほとんど三色が出来ないということ。
AもBもCも、配牌を見た印象では、三色を狙いたくなりますが、「きっと安めを引いて三色が崩れるんだろうな」と考えるようにしてますし、仮に三色の形が崩れぬまま手牌が進行してしまったら、よほどのツキに恵まれない限り、「放銃の危険が迫ってきてるな」と考えるようにしています。

また、自分の調子の良し悪しに合わせて、第1打を調整するようにもなりました。

D 四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国五筒:麻雀王国六筒:麻雀王国二索:麻雀王国五索:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国八索:麻雀王国北:麻雀王国 ドラ 四筒:麻雀王国

E 一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国六萬:麻雀王国七萬:麻雀王国九萬:麻雀王国三筒:麻雀王国七筒:麻雀王国七筒:麻雀王国三索:麻雀王国五索:麻雀王国九索:麻雀王国九索:麻雀王国南:麻雀王国西:麻雀王国 ドラ 三索:麻雀王国

F 一萬:麻雀王国七萬:麻雀王国九萬:麻雀王国一筒:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒:麻雀王国九筒:麻雀王国一索:麻雀王国二索:麻雀王国三索:麻雀王国八索:麻雀王国東:麻雀王国白:麻雀王国中:麻雀王国 ドラ 四筒:麻雀王国

調子がいいとき D:二索:麻雀王国 E:七筒:麻雀王国 F:八索:麻雀王国

フラットなとき D:二索:麻雀王国 E:九萬:麻雀王国 F:一筒:麻雀王国

下がり気味なとき D:五萬:麻雀王国 E:三筒:麻雀王国 F:一萬:麻雀王国

調子が悪いとき D:五筒:麻雀王国 E:五索:麻雀王国 F:五筒:麻雀王国

麻雀は予測を重ねていくゲームですから、その局がどんな終わり方をするのか?常に考えながら第1打を選択していくトレーニングを積めと、師から云われているような気がしています。
Dから 北:麻雀王国、Eから 南:麻雀王国 か 西:麻雀王国、Fから 東:麻雀王国 などを第1打に切ってしまうと、まだまだ手牌の方向性が曖昧なままですから、数巡経てツモの来かたを見ないと行く末がわからないという話になります。
もちろん、それが普通といえば普通なのですが、<研ぎ澄まして打つ>ことによって、普通の意識下では見えない何かが見えてくるようになると、師は伝えたかったのかもしれません。

一見すると不自由に見えたり、理不尽なことをしているように見える第1打の数牌限定切りには、多くの<学び>があることを私は知るようになりました。
四半世紀も続けていると『意おのずから通ず』ということにもなって、以前より少しだけ麻雀の真理に近づけたような気がしています。
もっとも、入り口からほんの数メートル進んだくらいのレベルでしょうから、師から見れば、<笑止千万>、お話にならないことには違いありません。
でも、これから先もずっと、第1打に字牌を切らない麻雀ライフを送るつもりでいます。

※本文は東京麻雀アカデミー(雀友俱楽部)テキストより


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