2024年4月15日(月)~卓上から宇宙をみる~108
〔リーチをかける動機〕
リーチって、いつかければいいの?
この素朴な疑問への答えは7つ
(1) 待ちに自信がもてるとき
(2) 入り目がいいとき
(3) 配牌からテンパイまでのリズムがいいとき
(4) マンガン以上になりそうなとき
(5) ツモリ四暗刻のとき
(6) 親の位置エネルギーが弱いとき
(7) 誰かが動いて愚形が埋まったとき
パッと浮かべただけでも、この7つはとても有効なリーチの動機になっているような気がします。
具体的に紐解いてみると
(1)
・場況がよくて、山にけっこうな数の牌が残っていると読めるとき
・自分の河を他家が見たとき、「この待ちは無いだろう」と安心してアガリ牌を切ってくれそうなとき
・3メン待ち以上の多メン待ちで、『ヘタな鉄砲も数打ちゃ当たる』式の物量に委ねられるとき
(2)
入り目がいいとは
ツモ
ドラ
ツモ
ドラ
などの急所が入り目のときや
ツモ
ドラ
ツモ
ドラ
などの手役が絡む入り目のとき
(3)たとえば配牌がこんな形で
ドラ
ツモ ツモ
ツモ
ツモ
ドラ
と、8~9巡目あたりまでにまとまったり
ドラ
ツモ ツモ
ツモ
ツモ
ドラ
と、こんなイーシャンテンになり、スッと10巡目に を引いてテンパイしたりとリズムのいいツモが来たとき
(4)一発や裏ドラを期待してのマンガンもさることながら、ピンフ三色・ピンフ一通・タンピンドラ1・ピンフドラ2などポピュラーマンガン。
更には七対子ドラドラや七対子ドラ待ちなどのテンパイが入ったとき
(5) ツモリ四暗刻に関しては、ロンアガリを不要とする特殊な最終形なので、リーチをかけて場を緊張させて、オリたり回ったりするきっかけを与えた<間>を利用してツモに期待するというものです。
(6) 東4局以降、その局の親がたくさんマイナスしていたり、誰の目にも弱っているなと感じているとき。
(7) 誰かがチーやポンをして、カンチャン・ペンチャン・シャンポンが埋まってテンパイが入ったとき。
もちろん、待ちが悪いと判断したときはその範疇にありませんが、動きが入って愚形が埋まってテンパイはビッグチャンスです。
まぁ、リーチの動機は人それぞれのところがあり、私の動機が正しい動機とは限りませんが、長年打ってきた経験から導かれたものなので、見当違いにはなってないはずです。
実戦で、ぜひお試しあれ。
※本文は東京麻雀アカデミー(雀友俱楽部)テキストより
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